家に赤ワインとオレンジジュースがある。これを混ぜたらどんな味がするのだろう?
お酒の割ものとして定番のオレンジジュース。しかし、すでに味がついている赤ワインに混ぜて飲むのは少し勇気が要りますよね。
片やブドウをベースとしたお酒。片やオレンジを使ったジュース。ミックスした味は想像できないでしょう。
実は、赤ワインとオレンジジュースを使ったカクテルは存在します。作り方を知っていれば、美味しく飲めることでしょう。
そこで本記事では、赤ワインとオレンジジュースで作れるカクテルと、その作り方を紹介します。

赤ワインとオレンジジュースでできるカクテル
赤ワインとオレンジジュースを使ってできるカクテルとして、ここでは2つを紹介します。
- レッドワイン・クーラー
- サングリア
レッドワイン・クーラー
赤ワインにオレンジジュースとグレナデンシロップ、ホワイトキュラソーを加えることで「レッドワイン・クーラー」というカクテルが作れます。
本来は「ワイン・クーラー」というカクテルで、ロゼワインをベースに作るのが一般的ですが、赤ワインでも代用可能。
オレンジジュースやシロップを加えることで甘味が強くなり、赤ワイン独特の酸味を打ち消してくれます。
開封から時間が経って酸化が進んでしまったワインでも美味しく飲めるでしょう。
サングリア

「サングリア」というカクテルの名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。
サングリアは、ワインとフルーツを混ぜたカクテルです。赤ワインに限らず、白ワイン、ロゼワイン、スパークリングワインでも作れます。
ワイン、フルーツ、砂糖(シロップやハチミツでもOK)でサングリアは出来上がりますが、ここにお好みでオレンジジュースを加えるのもおすすめ。柑橘類の代わりになり、爽快感がアップします。
サングリアの作り方については、こちらの記事をご覧ください。

【赤ワイン×オレンジジュース】レッドワイン・クーラーの作り方

前の項目で紹介したカクテルの基本的なレシピを紹介します。
サングリアについては関連記事をお読みください。本記事ではレッドワイン・クーラーの作り方を解説します。
【材料】
- 赤ワイン:120 ml
- オレンジジュース: 40 ml
- 氷:適量
- グレナデンシロップ:20 ml
- ホワイトキュラソー:13 ml
【作り方】
グラスに氷を入れたら、赤ワイン、オレンジジュース、グレナデンシロップ、ホワイトキュラソーを注いでかき混ぜます。これで完成です。
お好みでスライスしたオレンジをグラスに飾り付けると、もっとおしゃれな雰囲気になるでしょう。
オレンジジュースベースの「ミモザ」もおすすめ
もしオレンジジュースが余ったら、赤ワインを他のワインに変えてみるのもおすすめ。
例えば、オレンジジュースとシャンパンを1:1で混ぜると「ミモザ」というカクテルができます。柑橘系の味わいに炭酸が効いたフレッシュな口当たりが癖になるカクテルです。
色がミモザという黄色い花に似ていることから名付けられたとされています。
シャンパン自体、飲みやすいものが多いですが、よりお酒らしさがなくなりアルコールが苦手な人でも飲みやすく感じられるでしょう。
作り方も簡単なため、ワインのアレンジとしてお手軽に楽しめます。
自宅でカクテルを作る時の注意点
カクテルと作り置きしてしまうと、酒税法違反に当たる可能性があります。
酒税法第43条では「みなし製造」という規定があり、お酒を混ぜたり割ったりする行為は「新しいお酒を製造した」とみなされ、本来はお酒の製造免許が必要となる行為です。
しかし「みなし製造」には例外があり、43条第10項では「消費の直前に酒を他の物品(酒類含む)と混ぜる場合は製造に当たらない」と規定しています。つまり飲む直前にお酒を割ったり混ぜたりする行為はお酒の製造にはならず、製造免許は不要ということです。
また作ったカクテルを人に配ったり、販売したりした場合も法に違反する可能性があります。カクテルを作ったらその場で自分で飲み切るようにしてください。
赤ワインはカクテルにすると飲みやすくなる
赤ワインは渋みや酸味が強いものが多く、白ワイン、スパークリングワインに比べると「飲みにくい」「ちょっと苦手」と感じる人も少なくありません。
しかしジュースで割ったりフルーツを加えたりすると甘味が増し、渋さや酸味を抑えることができるのです。赤ワインが苦手な人でも美味しく感じられ、スイスイ飲めるでしょう。
赤ワインはカクテルとして楽しむのがおすすめです。本記事で紹介した「赤ワイン×オレンジジュース」のワインなら、簡単に作れるでしょう。
こちらの記事では赤ワインを使ったカクテルを8種類紹介しています。ぜひお試しください。
