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【世界のワイン産地一覧】各地ワインの特徴と生産量ランキングを紹介

「ワインの生産地で有名なのはどこ?」
「ワイン生産量のランキングが知りたい」
「国ごとのワインの特徴を知りたい」

「ワインの産地と特徴を知りたい」という方向けに、世界の主要ワイン産地と生産量ランキングを紹介します。

それぞれの特徴を知って、自分好みのワインを見つけるヒントにしてみてください。

目次

ワイン生産量ランキング

世界の国別ワイン生産量をランキングにしました。

生産量の単位は 100万hl(ヘクトリットル)です。ヘクトリットル = 100L なので、1ヘクトリットル = 1億リットルになります。

参考:https://www.oiv.int/
参考:国内製造ワインの概況(平成30年度調査分)

スクロールできます
順位生産量(100万hl)
1イタリア48.5
2フランス46.4
3スペイン40.9
4アメリカ合衆国23.9
5アルゼンチン14.5
6中国NA(入手不可)
7チリ12.9
8オーストラリア12.5
9ドイツ9.8
10南アフリカ共和国9.5
11ポルトガル5.3
12ルーマニア5.2
13ロシア連邦3.9
14ハンガリー3.4
15ブラジル3.4
16ニュージーランド3.0
17オーストリア3.0
18ギリシャ2.2
19モルドバ2.0
20ジョージア2.0
21ブルガリア1.1
22スイス1.1
日本0.017
世界のワイン生産量ランキング

上位3カ国は主要なワイン産地であるイタリア、フランス、スペインが独占していますが、アメリカやアルゼンチンをはじめとした新世界地域も追い上げています。

日本は残念ながら生産量ではランキング圏外ですが、固有品種「甲州」のワインが世界的にも評価されているので、品質面での活躍を期待したいところです

主要ワイン産地は「ワインベルト」に集中

世界の主要なワイン産地は「ワインベルト」に集中しています。

ワインベルト
ワインベルト

ワインベルトとは、

  • 北緯50~30°
  • 南緯20~40°

に属する地域のことを指します。

この地域は年間の平均気温が10℃~20℃と、ワイン用ブドウの栽培に適していることからそう呼ばれるようになりました。

主要なワイン産地【旧世界】

ヨーロッパを中心とした旧世界の主なワイン産地を紹介します。

  • フランス
  • イタリア
  • スペイン
  • ドイツ

フランス

「ワイン王国」フランスの主要ワイン産地と特徴は以下の通りです。

  • ボルドー地方:格付けシャトーから手頃なワインまで種類豊富に生産
  • ブルゴーニュ地方:「ロマネ・コンティ」などの高級ワイン産地で、ボルドーに並ぶ主要産地
  • コート・デュ・ローヌ地方:グルナッシュやシラーを用いた濃厚な赤ワインが有名
  • ロワール地方:ソーヴィニヨン・ブランの聖地とも呼ばれ、「サン・セール」などが有名
  • シャンパーニュ地方:スパークリングワインといえばシャンパーニュ。この地方で基準を満たしたものだけが「シャンパン」と名乗ることができます

また、秋の定番イベント「ボジョレー・ヌーヴォー」の産地「ボジョレー地区」もフランスにあります。

イタリア

ワイン生産量世界1位(2018年)のイタリアの主要なワイン生産地域と特徴は以下の通りです。

  • ピエモンテ州:イタリアきっての高級ワイン産地。ワインの王「バローロ」とワインの女王「バルバレスコ」が有名
  • トスカーナ州:サンジョヴェーゼの聖地とも呼ばれる地域。キャンティやキャンティ・クラシコも有名
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スペイン

スペインではカタルーニャやリオハでワインが生産されています。

手頃な価格ながら本格的な味が楽しめる「カヴァ」のスパークリングワインは日本でも大人気です。

また、スペイン全土で栽培されているテンプラニーリョを用いた長期熟成ワインも人気です。

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ドイツ

ドイツといえば白ワイン品種のリースリングが有名で、世界のリースリング栽培面積の6割をドイツが占めています。

リースリングは甘口ワインに用いられることが多いですが、ドイツでは辛口からスパークリングまで多彩なワインの生産に使用されており、その品質は世界的に評価されています。

主要なワイン産地【新世界】

ワイン生産主要国のうち、新世界と呼ばれる地域を紹介します。

  • アメリカ合衆国
  • チリ
  • アルゼンチン
  • オーストラリア
  • ニュージーランド
  • 日本

アメリカ合衆国

カリフォルニアを中心にワイン生産が盛んなアメリカは、ワイン生産量世界4位のワイン大国。

中でもナパ・ヴァレーは高級ワインの産地としても有名で、ブラインドテイスティングでフランスに勝ったシャトー・モンテレーナもナパ・ヴァレーのワイナリーです。

他にもオーパス・ワンベリンジャーロバート・モンダヴィなど有名ワイナリーが沢山あり、世界中のファンを魅了しています。

チリ

チリは温暖で乾燥している気候からカベルネ・ソーヴィニヨンの栽培に適しており、「チリカベ」と呼ばれるほど定番化しました。

手頃な価格ながら高品質なワインが人気で、日本への輸入量は世界1位。

アルパカ、コノスル、フロンテラといったワインはコンビニやスーパーでもよく見かけますね。

アルゼンチン

チリがカベルネ・ソーヴィニヨンなら、アルゼンチンはマルベックです。

アルゼンチンはマルベックの栽培面積が世界1位であり、強いタンニンとフルーティで濃厚な味わいが人気の秘密です。

白ワインのブドウ品種ではトロンテスが有名で、赤白ともにコストパフォーマンスに優れています。

筆者が好きなのはお肉との相性抜群なトラピチェ オークカスク マルベック。家で焼き肉を食べるときに飲むと最高です。

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オーストラリア

オーストラリアはニュージーランドとともに新世界の代表生産国で、主要な州と特徴は以下の通りです。

  • 南オーストラリア州:バロッサ・ヴァレーはシラーズの主要産地
  • ニュー・サウス・ウェールズ州:辛口白ワインと長期熟成赤ワイン
  • ヴィクトリア州:シラーズを使った赤スパークリング、シャルドネやピノ・ノワールの上質ワイン
  • タスマニア州:シャルドネ、ピノ・ノワール
  • 西オーストラリア州:スワン・ヴァレーやマーガレット・リバーに注目の生産者が

ちなみに日本で一番売れているオーストラリアワインはイエローテイル。一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

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ニュージーランド

ニュージーランドの主要品種といえばソーヴィニヨン・ブランの白ワインで、マールボロ地方のものはトロピカルな香りとフレッシュな味わいで人気です。

赤ワインではカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロ、ピノ・ノワールなどさまざまな品種が生産されています。

筆者が好きなソーヴィニヨン・ブランはニュージーランドのシレーニのもの。フルーティな香りとすっきりとした味わいで非常に飲みやすく飽きないワインです。

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日本

生産量は少ないものの、日本でも山梨長野を中心に各地でワイン生産が行われています。

日本ワインといえば固有品種の「甲州」を使ったワインが有名で、海外でも高い評価を得ています。

また、甲州は2010年に O.I.V. のワイン用ブドウ品種のリストにも追加され、「Koshu」として国際的にも認めらる品種に成長しました。

山梨や長野の他、青森、山形、北海道、岩手、新潟、岡山などでもワイン生産が盛んです。

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世界の主要ワイン産地 まとめ

本記事は、世界の主要ワイン生産国とその特徴について解説しました。

今やワイン生産はフランスやイタリアに限ったものではなく、世界中で行われています。

同じブドウ品種でも地域の気候条件によってブドウの育ち方が変わり、それがワインの味にも影響を与えるのはとても興味深いですね。

品種や地域に意識を向けて、世界のワインを楽しみましょう。

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この記事を書いた人

お酒といえばビールと日本酒でしたが、ワインの美味しさに目覚めてからはワイン三昧です。和食や中華などとの意外な組み合わせを見つけるのがひそかな楽しみ。好きなワインはシレーニのソーヴィニヨン・ブランと、トラピチェ・オークカスク・マルベック

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