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赤ワインと白ワインの違いとは?作り方・成分・料理・グラスについて解説

「赤ワインは紫色のブドウから作る?」
「マスカットから作るのが白ワイン?」
「赤ワインには肉、白ワインには魚を合わせるのが基本」

赤ワインと白ワインは見た目はもちろん、作り方や飲み方にもさまざまな違いがあります。

本記事では赤ワインと白ワインの違いについて製法や成分、それぞれに合う料理も含めて解説しています。

目次

赤ワインと白ワインの違いとは?

赤ワインと白ワインの違いは、材料となるブドウの種類と製法にあります。

ブドウが違う

赤ワインと白ワインを作るときのブドウの違いは以下の通り。

  • 赤ワイン:黒ブドウ
  • 白ワイン:白ブドウ

黒ブドウはその名の通り、皮の黒いブドウ。紫色っぽいものも含まれます。

フルーツ用であれば「巨峰」「ピオーネ」、赤ワイン用であれば「カベルネ・ソーヴィニヨン」「ピノ・ノワール」などが有名です。

白ブドウは黄緑色の皮をしたブドウです。

フルーツ用は「シャインマスカット」「マスカット・オブ・アレキサンドリア」、白ワイン用は「シャルドネ」「ソーヴィニヨン・ブラン」が代表的です。

作り方が違う

赤ワインと白ワインは作り方にも違いがあり、主に以下の点が異なります。

  • 赤ワイン:果皮・種子・果汁を発酵させ醸す
  • 白ワイン:果汁を絞り発酵させる

赤ワインが黒ブドウの皮や種も発酵させるのに対し、白ワインは白ブドウの果汁だけを発酵させます。

赤ワイン独特のルビー色と渋みは、この皮や種を発酵させ醸すときに着色、抽出されるものです。

ロゼワインとの違い

ロゼワインの作り方には以下のような種類があり、赤ワイン・白ワインのどちらとも違います。

  • 途中まで赤ワインと同じように作り、程よく色味がついたところで果皮を取り出す
  • 黒ブドウを潰す際に果汁に色を移して、白ワインと同じように作る
  • 赤ワインと白ワインを混ぜる

赤ワインと白ワインの成分の違い

赤ワインと白ワインの主な成分(100g当たり)の違いは以下の通りです。

赤ワイン白ワイン
エネルギー68kcal75kcal
タンパク質0.2g0.1g
炭水化物1.5g2.0g
ナトリウム2mg3mg
カリウム110mg60mg
マグネシウム9mg7mg
リン13mg12mg
0.4mg0.3mg
参考:食品成分データベース

糖質を含む炭水化物は赤ワインが 1.5g、白ワインは 2.0g とほぼ変わりません。糖質に関しては赤か白かより甘口か辛口かで含有量が大きく異なります。

ポリフェノール含有量は赤ワインの方が多いですが、白ワインのポリフェノールは吸収されやすいともいわれています。

白ワインに含まれるポリフェノールは、赤ワインのポリフェノールに比べて分子が小さく、そのためカラダに吸収されやすいのです。

引用元:白ワインは強力な殺菌効果があり、暑い時期にピッタリ:白ワインは低糖質 しかも赤…|NIKKEI STYLE

赤ワイン・白ワインに合う料理の違い

赤ワインと白ワインの違いは、合う料理にも表れます。

  • 赤ワイン:肉・味の濃い料理
  • 白ワイン:魚・さっぱりした味の料理

主に上記のような組み合わせが一般的ですが、あっさりとした赤ワインやどっしりとした白ワインもあるため一概にはいえません。

それぞれのワインに合う料理は下記記事でも紹介しています。

赤ワイン・白ワインに使うグラスの違い

赤ワインと白ワインでは使うグラスにも違いがあります。

  • 赤ワイン:大ぶりなグラスを使い、香りも豊かに楽しむ
  • 白ワイン:小ぶりなグラスを使い、温度変化の少ないうちに飲み切る

グラス選びも料理とのペアリング同様に正解はありませんが、一般的には上記のような組み合わせで楽しむことが多いです。

赤ワインと白ワインの違いを理解してペアリングを楽しもう

本記事は赤ワインと白ワインの違いについて解説しました。

味も見た目も異なる赤ワインと白ワイン。

それぞれの違いを理解することで、料理との組み合わせなど、日々のワインの楽しみ方が広がるでしょう。

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この記事を書いた人

お酒といえばビールと日本酒でしたが、ワインの美味しさに目覚めてからはワイン三昧です。和食や中華などとの意外な組み合わせを見つけるのがひそかな楽しみ。好きなワインはシレーニのソーヴィニヨン・ブランと、トラピチェ・オークカスク・マルベック

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